3/31 (水) |
☆横山秀夫『影踏み』、藤沢周平『たそがれ清兵衛』、養老孟司『バカの壁』を抜いて、3月度のベストリーダー(最多読)は『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著/新潮社)でした。年間通じてもおそらくベストリーダー!間違いなし。全国の他の図書館では類を見ない現象です。小さな町の図書館からのメッセージ、今年も多くの方に出会っていただきました。 ☆尊敬する小杉町民図書館の参納館長さんが本日で退職されるとの情報。これまでも、図書館の運営から資料に至るまで、専門家としての貴重な助言をいただきました。フリーな立場になられたら少し時間の余裕が生まれ、これまで以上にお力添えがお願いできるかもしれません。 ☆業務の引継ぎも終え、オープン時からのスタッフの一人が今日で元気に退職。図書館での8年の体験や喜び、悩み、失敗も、新しいステップへの大きな糧になることと信じます。「また、来ま〜す」の言葉が嬉しい。新採用のスタッフ2名が明日から勤務。 ☆この2、3日、町のITシステムにトラブルが生じ、メールを見ることもできませんでしたが、今日夕方ようやく復帰! |
3/30 (火) テレビ・ビデオ の影響について |
☆7日の讀賣新聞「編集委員が読む」の欄に「テレビよりも人と触れ合って〜脳の発育のために〜」と題した興味深い記事があった。日本小児科医会の「子どもとメディア対策委員会」が先月発表した提言≪2歳まではテレビやビデオを見せるのを控え、授乳や食事中のテレビはやめる・・・≫や、テレビ、ゲームのみならず、インターネット、携帯電話の使いすぎによる脳の発達への影響、歌謡『梁塵秘抄』を引きあいに子供の自然な姿は?と。 ☆昨日のTVでは、携帯電話のメールのやりとりによるストレス(メールがこないことで自分は必要とされていない存在だと落ち込む)や脳の後退?が生じていることがとりあげられていた。 ☆朝日朝刊には9日開催の「第3回ブロードバンドシンポジウム」における養老孟司さんの基調講演≪「無意識」欠落させるIT社会≫が掲載され、「われわれの子ども時代は、自然の中でこけつまろびつして、トンボ捕りや魚取りをやっていた子どもが、学校で情報処理の仕方を教わった。いまの子どもは逆で」・・・「教育が逆にならなければいけない。体を使って働けば水面下の存在に気がつくはずで、下がちゃんとすれば上もちゃんとする。」との警鐘。 ☆今朝の北國朝刊には、日本小児科学会の調査でテレビ・ビデオが子どもの言葉発達の遅れに影響を与えていることが分かったこと、「乳幼児には長時間テレビを見せない」などの提言が掲載。「テレビに子守りをさせないで!」は数年前から図書館界で呼びかけ、指摘してきたことでもあります。 ☆H10年春に依頼を受け、県の教育関係誌に小文『いま図書館がおもしろい!』を寄稿。「もっと自然と語りませんか。自然からのメッセージに耳を傾けませんか。自然の力を身体全体で受け止めて、わくわくしたり、驚いたり、不思議がったっりして生きていることの喜びをたっぷり味わいましょう・・・」と呼びかけている不思議な津幡の図書館を紹介したことがあります。 ☆保育園のお迎えの帰りに、殆ど毎日のように図書館に立ち寄って、廊下のスツールでお孫さんに求められるまま向き合って、紙芝居を2つか3つするのが日課になっていたお祖父ちゃんがいらっしゃいます。静かで穏やかな空気の漂いに私たちまでほっとさせられていたのですが、このところ姿が見えず、どうされたのかと気に懸かっていたのです。が、昨日その訳がわかりました。二人で公園のブランコに行っているのだそうです。ぽかぽか春の陽射しですもの。それもいいなぁ〜と思うのです。 |
3/29 (月) 休館日 |
☆「町椿展」(於中央公民館)の最終日。各地区から集めた色とりどりの椿の花、陶芸、折り紙・・・中井孝平さんの熱のこもった椿の話に、この春から高校生!の仲良し女子中学生たちもすっかり惹きこまれた様子で聴き入っています。あんまり面白いものだから、「祐閑寺名月」「加賀侘助」等、津幡町の椿にまつわる「物語」をぜひまとめていただけないものかとお願いしたところ、お兄さんの丹羽修平さんが快く引き受けてくださいました。(昨日はケーブルTVの収録もあったそうな) |
3/28 (第4日) 休館日 |
☆休館日を特別開館しての「真柄教育振興財団地域読書会助成事業〜図書ボランティア講座」(津幡町立図書館絵本クラブ主催)のまとめとなる最終回講師は勝尾外美子さん(S6年生まれ)。2年前に第32回野間読書推進賞を受賞された勝尾先生ですが、その長年の積み重ねと、日頃の実践活動に裏付けられた言葉は、“年の功”の温かさと厳しさと慈しみに包まれて・・・心の栄養としての本の力、子どもたちと本をつなぐ身近な大人たち(家庭では親、学校では先生!)の存在、見える学力と見えない学力、声の光、絵本『きこえてくるよ』、『それぞれの旅』のブックトーク・・・、読み聞かせのみならず子育ての原点に繋がる問いかけとなって、会場の皆さんの胸に響いた1時間半でした。既にボランティアとして活動を開始されている方たちにとっても、今回のシリーズ講座が新たなスタートになったかもしれません。<美しいものを美しい、正しいものを正しいと感じる心>を育てていこう・・・。協力くださった講師の皆さん、近隣市町村をはじめ遠く高岡市や羽咋、根上から参加してくださった皆さん、主催者として力を発揮した絵本クラブさん、そしてPR支援くださった記者さん、ありがとうございました。 ☆予約や延期や問合せなど、休館日も結構電話が多い!早めの≪ひと言・人・こと≫を書き込んでいたところ、幕末の年号の西暦を教えてほしいと、電話でレファレンス。休館日と知りつつも緊急に情報を求めていらっしゃるご事情に、機械が止まっているけれど・・・「お任せください!」・・・『加越能近世史研究必携』(田川用捷一編著/北國新聞社)があるべき所にちゃんとあって!良かった。 ☆明日、月曜日も休館日。 |
3/27 (土) |
☆ボランティア2日目、貸出218人、969冊、混雑した一日でした。 ☆誕生日には【無制限貸出し】の特典は人気です。誕生日が休館日と重なった場合はその前後にチャンス!という訳で、明日が誕生日のMさん41冊(なんと!偶然にぴったり歳の数になった)、今日誕生日の小学生のTさん46冊、それぞれダンボールにぎっしり貸出し。ふだん手にしない本、ちょっと中身を確かめておきたい本、家族と一緒に読みたい本、ついでに紙芝居舞台も・・・カウンターの周りの人たちも幸せ気分で! ☆4月5日(月)19:00〜県立音楽堂交流ホールのコンサートのお知らせチラシ(10%引き)の追加分を手にルドヴィード・カンタさん(O.E.K首席チェリスト/緑ヶ丘)がお嬢さんと一緒に来館。笑顔も素敵なカンタさんでした。ようこそ!思わず握手。 ☆明日、「図書ボランティア講座」シリーズ3回目は、「子どもと本をつなぐ」をテーマに勝尾外美子さん(金沢子どもの本研究会代表/笠舞若竹文庫主宰)の講演。小さな会場ですが、どなたでもどうぞ。 |
3/26 (金) 整理休館日 |
☆新年度からの新しいスタッフ2名、実習かねてボランティア体験。カウンター業務、新着本受け入れ、カード作製など、図書館の≪大変で、楽しくて、やりがいのある≫さまざまな作業にチャレンジ。 ☆社会福祉法人「やまびこ学園」の第2回評議員会に。飯田園長さんの説明で、限られた予算の中、いかに施設の運営に努力されているかが十分伝わってきました。 ☆町国際交流員だったチェリーニ・アンドリューさんからの緊急TEL&FAX!明日の夜と明後日の昼夜、アンドリューさんプロデュースの国際ミュージカル「ZENIGO 銭五」が、香林坊ハーバーで上演されるとか。勿論!アンドリューさんもちょっと?出演!!するらしい。詳細は図書館まで。 |
3/25 (木) |
☆午後、今年度最後の県立図書館協議会に出席。図書館の事業状況、新年度の計画等の報告・・・県図書館協会長の真柄敏郎さんが会議の進行を務められています。県立図書館の重要な任務は、県内市町村の図書館を育て、全面的に支援すること。文化活動、生涯学習の中核としての存在、期待される存在として、行政、社会に向け、更なる理解を求める積極的働きかけをしていくことが、市町村図書館への大きな力となり、県立図書館の≪資料・人・施設≫の充実を図ることにも繋がるのではないかと感じます。 ☆立ち寄った福音館書店で『アンナの赤いオーバー』(絵/アニタ・ローベル)の原画展。ひきこまれそうな深い赤色に見惚れてしまいました。 ☆3、4月は引越しのシーズンです。お手元に図書館の本はありませんか。住所、電話番号の変更もよろしくお願いします。(先生方の異動の時期。昨日慌てて、町内各小学校に「各学級用団体カード」の確認と保管依頼のFAX) ☆明日は整理休館日。 |
3/24 (水) |
☆3月の町椿展を前に開催しているで・あ・い講座「椿・いろ・色」。H10年4月の「巨樹めぐり〜樹齢千年の大椿に会いに」から始まって〜峰山神の大椿を訪ねて〜椿を描き続けて〜椿のはなし〜H13年からは「椿・いろ・色〜お話&折り紙」として、毎年恒例になった“椿”入門講座。講師の中井先生は81歳。これまで図書館の「星空入門」や「一日館長」を通して、宇宙の神秘、植物、動物の不思議を楽しく伝えてくださった方。今年も椿の花やパネル写真を飾った椿一色の小さな「みんなのへや」で、椿に傾ける情熱、その魅力を語ってくださった。15人、展示中の艶やかな折り紙椿に惹かれて参加した方たちが殆どでしたが、いざ作ってみると結構難しい。池田幾代さんの手取り足取りの手ほどきで、ようやく完成、歓声!(町椿展は28日(日)〜中央公民館) ☆先日の南中学校でのブックトークのひと言感想が届きました。≪センス・オブ・ワンダー≫に出会ったり、図書館に関心を寄せたり・・・。 ☆『宇宙のひと粒』『Soul』(青心社)『ぼくの手のなかには』(大和書房)など、シンプルで心いやされる不思議な絵と言葉の作品を紡ぎ出している著者・太田朋さん(ナント!若〜い女性)が水野スウさんの「紅茶の時間」に。図書館所蔵の6冊に、<津幡町のみなさんへ>イラスト&サインをプレゼントしていただいたのです。今日は、素敵なことが次々と!! ☆明日は読書会「人生・本・談」1:30〜 |
3/23 (火) |
☆昨夜7:00〜、山下浩希さん(「山下ミツ商店」代表取締役/白峰村)の講演に(於:朝日新聞金沢総局ホール)。<凝固剤や米国産大豆などの使用を見直し、天然にがりや無農薬の国産大豆にとことんこだわった豆腐づくり>をめざす山下さんの生き方、考え方やおいしさの秘密をうかがうことができました。祖母のあとを継いで豆腐作りの道を歩もうと山下さんを決心させたという映画『てんびんの詩』、豆腐業界の現状や問題点、新しい商品の開発・・・若者達と共に、安全面、衛生面の改善に徹底的に取組み「白峰村で作った安全で美味しい豆腐を白峰で売る」夢の実現に情熱を傾けていらっしゃる山下さんのお話は、率直で、真摯で、胸熱くなるものでした。大好きな白峰村・・・「雪だるま」、「トチ餅」、「堅どうふ」・・・一年前に「食を考える〜町の食を訪ねよう〜」という企画(全く企画倒れとなってしまったのですが)をしたことも、今日の参加の大きな要因。大きなスーパーの進出で、存続の危機を抱える地元の小さな商店は、大量生産ではなく、安全を求める消費者のニーズに応え、品質の良い製品作りをめざすことによって生き残るのではないか。食の安全を手にするためには、少々高くても地元の製品を購入するという消費者の意識も大切で、生産者と消費者が互いに歩み寄り育ちあうことが、ひいては商店街が活性化し、町が発展していくことに繋がるのではないかと考えたのですが・・・。 ☆人事異動の発表あり。 ☆明日はお待ちかねので・あ・い講座「椿・いろ・色」〜お話&折り紙〜(10:30〜12:00) |
3/22 (月) 休館日 |
☆「図書ボランティア講座」2回目は≪あそんでみよう わらべうた≫・・・山下のぞみさん(北陸学院短期大学非常勤講師)の澄んだ声で次々紹介される格調高い!わらべうたにうっとりしながら、楽しみながらの1時間半。わらべうたには力があること、初めに聴いた歌がなかなか離れない・・・、しかし、これが唯一というのではなくその土地に伝わる自分の記憶の中のわらべうたを伝えていいんじゃないかという言葉にほっとされた方たちもいらっしゃったのでは。昨日が結婚3周年、母親になられ、<わらべうた>に一層磨きがかかった?山下さん。初めてわらべうたに出会った方にとっても、実践されている方たちにとっても、今後の活動の糸口になったに違いありません。雨の中、43名。今回も町内は勿論、金沢や羽咋、かほく市、内灘、松任や川北、高岡市や滑川市からも、小さな図書館にほんとにようこそ!! ☆「エネルギーをいっぱいいただいて、リフレッシュ・・・」「和やかな図書館の雰囲気や、人や物との出会い、図書館のあり方など、今後の運営に活かしたい」と、先日図書館見学してくださった福井県美浜町立図書館のスタッフと朝妻館長さんからのお礼状。「美浜は海と湖のあるきれいな町!!ぜひご案内しましょう」とのことでした。 ☆愛知県まで「出前」に出かけられた細川律子さんからお土産の≪田原町図書館≫案内・・・H8年に町側に「図書館構想委員会」設置、同時に住民側には「図書館ボランティア研究会」。開館の14年8月までに延べ100回以上ものヒアリング」が実施されたと記載されています。(人口約36,000人、津幡町とほぼ近い) |
3/21 (日) |
☆<カンタさんを囲む会>より、ルドヴィート・カンタさん(緑ヶ丘)のコンサートの案内です。【4月5日(月)19:00〜県立音楽堂交流ホール】10%引きのチラシ、図書館にあります。 ☆酒井敦さんが早々にお知らせ下さった田島征三展「いのちのつながり」(〜28日(日)アートシアターいしかわ)と県教育会館で開催された講演会(主催:障害児通園施設 ひまわり教室/徳田茂さん)に出かけました。2年前の「出会いの夕べ」で酒井敦さんを通し、田島さんの作品や自然、環境をめぐる活動について事前にインプットされていたこともありますが、田島さんの人間味溢れ、優しい眼差しに、初めてとは思えない親しい気持ちにさせられました。抱えていった図書館の数冊に、しっかりサインもいただいてきました。4月25日朝5:00〜NHKTV「心の時代」、5月23日には「課外授業」に登場されるそうです。また、4月には初めての赤ちゃん絵本出版、5月には伊豆のアトリエを会場にした展覧会などの情報も。 |
3/20 (土) 祭日(休館日) |
☆2月7日、「石川子ども読書フォーラム」のメインパネラーだった後藤竜二さんが悪天候のため小松空港に着陸できず、余儀なく引き返すという事態となったのでした。が、今日、着陸できなかったお陰で?「後藤竜二さんと話そう」が特別に再企画され、北海道生まれの後藤さんの魅力をたっぷり満喫できました。日本児童文学者協会賞etc.を受賞され、19作も続いている『1ねん1くみシリーズ』など、児童文学の世界で活躍中の人気作家ですが、正直言って、これまでそれ程関心を寄せていたわけではありませんでした。昭和18年生まれ、学校が夢の場所であった子ども時代のこと、いじめられっ子の「我が愛しの息子」のこと、思わず「クスッ」とさせられたり、共鳴したり、発見したり、≪子ども達への応援歌≫と呼ばれる所以に納得しました。(『12歳たちの伝説』や『14歳ーFight』・・・早速、図書館で借りて!!読んでみよう!)ファンタジックではなく、名も無い人たちの消えゆく「歴史」の事実をまっすぐに伝える仕事をしたいと、今、切実に願っているとの後藤さんの言葉でした。名進行役のかつおきんや先生の妙案で、最後に絵本『りんごばたけ』を読んでいただいた!(行きも帰りも“ピースウォーク”の中央公園を通って) ☆ブックポストが溢れているとの通報!が役場日直室にあったとか。金沢から戻り駆けつけると、10袋もポストの上に置いてあります。たった1日でこんなに。おそらく、【祭日は休館日】が意識されていないのでしょう。返してくださること自体はとてもありがたいのですが、雨や雪に濡れたり、万が一何が起きるか責任がとれません。この8年、職員と交替で休日のポスト管理(勿論ボランティア)、一案として、昨年から<入らない場合はお持ち帰りください>とポストに明記してあるのですが・・・。 ☆今日、明日、あちこちでさまざまなイベントが開催。 |
3/19 (金) |
☆ぽかぽか陽気の朝、10:00〜「菊の花の会」の第1回会合。「みんなのへや」にぎっしり二十人近くが集い、新年度の計画や抱負を熱心に話し合いました。(毎月第3金曜日図書館横の駐車場で) ☆書棚の下段の本をじっと選んでいらっしゃるご様子に、便利な椅子(オープンした年、読書スペースが殆ど無い図書館のささやかなサービスとして、お好きな場所で自由にどうぞ!と準備した移動可能、しかも低価格の木製丸椅子。これがなかなか働き者、好評なのです)をオススメしたところ、<新町長になったから親切になったかなぁ>との予期せぬ言葉。いいえ、図書館は初めからなんですよと、新しい利用者の方にちょっと胸張って。 ☆所蔵していない『ハローキティの編みぐるみ&ニットこもの』、わざわざ探してもらったお礼にと、手づくりの可愛いキティちゃん!県の図書館ネットワークを通して、鳥屋町立図書館からお借りした本です。 ☆明日は祭日で休館日。 |
3/18 (木) |
☆あいにく雪がちらつく寒い日となった今日、津幡小学校の卒業式に参列させていただきました。学校帰り&休みの日・・・図書館通いですっかりお馴染みになった子たちの成長に思わずじ〜んとなってしまいます。図書館がオープンした8年前の7月10日、一緒に記念の<くす玉割り>をした津幡幼稚園の「こばと組」4才児たちの学年です。懐かしいセレモニーの写真2枚、“お祝い”に貼ってあります。 ☆利用者の方達からの白いストック、沈丁花の早春の香りが漂う館内。近況報告を兼ねて来館されたのは影山さん(アート企画)、初めての若い男性(奈良県出身)とご一緒です。影山さんにとって、津幡の図書館はオススメの観光スポット!?のひとつとか。お陰でこれまでどれほどの方たちに出会わせていただいたでしょう。最近親しい友人たちに次々に逝かれ、いつ自分の番かわからないから、逢いたい人や行きたい所を訪ねるのだとにこにこ笑っておっしゃいます。 ☆1:30〜読書会「古典を楽しむH」はまず黒田節を歌って。はて?黒田節と『平家物語』の関係は?古典とは縁の薄かったTさん、そもそも学校なんぞ大嫌いだったというYさん・・・そんなメンバー達も、武田裕一さんの案内で古典の面白さにどっぷりはまっていきます。新年度、4月15日(第3木)に「実盛」。どなたでもどうぞ。 ☆(品性豊かな!)愉快な某利用者なる人物から届いたファックスは<図書館HPとTV評>・・・15日にHPで紹介したTV「ザ・ブレイン・サミット」をご覧になって、<例えそれが長期間、あるいは結論に至らなくてもその問題に没頭する>酒井弥先生の研究姿勢に敬服、絶賛してくださった。すっかり嬉しくなってしまい、早速、酒井センセイにTEL&FAXした次第です。 ☆明日は南中学校1年生を対象に、「おはなしグループ/金のがちょう」さんのお話会やブックトーク。人数の関係で図書館員も関わることになり、仕事が終わってから準備しているスタッフたちの相談に乗ったり、アドバイスをしたり。 |
3/17 (水) |
☆福井県美浜町立図書館から、松井さんと塩野さん、ほんとにようこそ!!美浜の図書館も旧保健センターを改装した小さな図書館とのこと。来夏の電算化をきっかけに、今の津幡の図書館があるうちに<学んでアイデアを盗んで>いきたいと、やる気満々のお二人でした。朝10時津幡駅到着、11時からの「絵本のじかん」(乳幼児11&大人16)をはじめ約4時間、カメラを手に熱心に館内見学。ブックスタート(資金面も含め、民生委員の皆さんの全面的支援協力)、お土産の「星の子なっとう」(社会福祉法人・はこべの家製造/全国発送もしている人気商品!納豆嫌いも好きになる?)等、私たちの方がおおいに触発された情報もありました。 ☆昨晩のTV「ザ・ブレインサミット」に出演された酒井弥(さかい・みつる)先生の発明はお馴染み「人工えら」、お笑いの人たち相手に終始にこにこしながら、もし1000万円あたったら?の質問には「まずネクタイを買いましょう」とやんわりかわすノーネクタイのセンセイでした。さて、先生からいただいたばかりの「図書館だより/科学随想」の次回原稿は、「三日、三年、三十年」・・・???発行まで待ちきれない方には特別公開いたしましょう。 ☆「いしかわビオトープ交流会」から4月4日(日)の里山自然観察会(10:00〜12:00)とシンポジウム(14:00〜16:30)のお知らせ。場所は津幡町森林公園「わくわく森林ハウス」、多彩なパネリスト!! |
3/16 (火) |
☆佐原郁代さん(みみネットいしかわ)の著書『ようこそ きこえない娘たち〜監督、この映画に字幕を付けてください〜』が明石書店から近々出版されるとの素敵なお知らせ!!<難聴の双子の母となった著者の渾身の記録>です。4月16日(金)夜はお祝いの「出会いの夕べ」を企画しています。 ☆駐車場の入口の溝のフタが傷み、車が通るたびに跳ね上がっています。お隣のスーパーさんと相談して早急に直さなくては。 ☆昨日からこれまでの図書館に関する新聞記事を、こつこつ整理しています。北國、北陸中日、朝日、讀賣・・・改めて並べてみると、殆ど毎週記事になって・・・驚く程のPR量。小さな図書館が着実に育った背景にはマスコミ関係の方たちの理解と協力が大きいこと、今更ながら感謝の気持ちで一杯になります。一生懸命だった若い女性記者さん、遠くへ転勤された自然大好きの中年記者さん、その時その時の各記者さんとの出会いややりとりも懐かしく思い出されてなりません。 ☆明日は福井県美浜町の図書館から見学のお客さま。 |
3/15 (月) 休館日 |
☆いいお天気!9:30から絵本クラブの皆さんと一緒に「図書ボランティア講座」の会場準備。展示テーブルや何台ものブックトラックを移動したり、工夫して椅子を並べたり。カウンターの周りを会場にして、金沢おはなしの会の志村由紀子さんが小学校低学年、梶原道枝さんが中学年を対象にした「おはなし会」の実践を行なった後、本を選ぶポイントや「おはなし会」の組み立て方、本やおはなしの世界を通し<さまざまな主人公に出会うことによって、いろんな人生を追体験し、人生を肯定的に捉え、生きる力に繋がっていく>ことや、「語り手として心がけるべきことは何か」(『ストーリーテラーへの道』/ルール・ソーヤー著 日本図書館協会)についても伝えてくださった。うっかり通り過ぎてしまいそうな小さな図書館に43名、昔話クラブのメンバーをはじめ、県内各地、富山県からも参加がありました。次回の講師・山下のぞみさんも参加してくださいました。 ☆津幡出身の写真家・酒井敦さんから届いたファックスは、ひまわり教室主催の田島征三展「いのちのつながり」【3/20(土)〜28(日):アートシアターいしかわ】と、講演会【3/21(日) 2:00〜県教育会館】のお知らせ。おはなし会場の皆さんにもご紹介できました。 ☆大阪府高槻市の今村学園高槻幼稚園から2003年度記録『ひなぎく』(3月20日発行)が届きました。保護者の会「ひなぎく会」が編集発行している冊子、園長の山下多香子さんからのお電話が始まりとなって、毎年図書館に届きます。長倉洋海さんのアフガニスタン講演(年末に園より送られたカレンダーは平和を考える本と共に掲示中)、戦後の国定教科書から食育、『母の友』読書会・・・人権にきちんと向き合う園の歩みはいつも私の心を大きく揺さぶります。この38号の巻頭の詩はハンセン病の詩人・塔和子詩選集『いのちの詩』(編集工房ノア)より「胸の泉に」・・・<かかわらなければ この愛しさを知るすべはなかった〜〜〜ああ 何億の人がいようとも かかわらなければ路傍の人 私の胸の泉に 枯葉一枚も落としてはくれない>・・・熊本県での宿泊拒否もつい最近のこと。 ☆明日の夜9:00〜MROTV「ザ・ブレインサミット」に我らが発明博士/酒井弥(さかい・みつる)センセイが出演されるとの情報。 |
3/14 (日) |
☆昨日、「図書館だより」の<科学随想>の原稿が酒井弥(さかい・みつる)先生から届きました。書き添えてあった一文で、(株)福正産業社長の福岡正さんが入院されていることを知りました。10年程前、酒井博士主宰の「酒井理化学研究所」の金沢分室「おもしろ発明工房」を開設された福岡さん・・・12月半ばに倒れ、目が不自由な状態になられたとか。今朝、ご家族に教えていただいた携帯でお声を聞くことができました。酒井博士に出会い、素晴らしい人柄にすっかり魅せられ、先生を崇拝し、敬愛し、心を尽くしてしてこられた福岡さんです。図書館と先生との長いご縁も、福岡さんのお力添えがあってこそ・・・ご回復を祈りながら。 ☆金沢から、表さんご夫妻がわざわざ図書館を訪ねてくださった。8年前、初めて図書館の仕事に関わって右往左往していた私たちにとって、当時の県図書館長だった表さんの存在は幸せな出会いでした。雑誌架や書棚の配置まで一緒に考えてくださったり、加賀市や山中町立図書館へ案内してくださったり、岩井文庫の整理法について親身になって助言してくださったり・・・2年目の秋、県図書館大会の事例発表で制限時間を超オーバーしてご迷惑かけてしまったことも懐かしい。小さな町の図書館を今も見守っていてくださること、感謝せずにはいられません。 ☆休館日を利用して、真柄教育振興財団助成事業「図書ボランティア講座」シリーズ(主催:津幡町立図書館絵本クラブ)を企画しました。第1回「ある日のおはなし会〜よみきかせとおはなしの実践」(講師:金沢おはなしの会)は明日10:30〜。どなたでもどうぞ。無料です。 |
3/13 (土) |
☆貸出193人、788冊。午後からは昔話クラブの皆さんが集まってこれまで語ったお話の整理作業。 ☆『岩波フォト絵本/電車の写真家』(岩波書店)が届きました。電車や機関車が大好きだった少年の頃からの夢が実現、25歳でプロの写真家となった広田尚敬(ひろた・なおたか)さんの鉄道写真絵本です。「1+1=無限」という思いの中で撮影したC62、SL、ボンネット型、新幹線の0系・・・JR大好きな少年たちがきっと大喜び!(昨日、津幡駅より3月ダイヤ改正のJR時刻表5冊届いています。気軽にご利用ください) ☆同じく写真絵本『ねんね』(さえぐさひろこ/アリス館)・・・可愛い!!木の枝でリスがねんね。首をあんなにしてキリンもねんね!キツネもライオンもゴリラ、ヤマネも、イヌやネコ、みんなグウグウすやすや・・・シロクマ、アザラシ・・・なんだか懐かしい〜と思ったら、星野道夫さんの写真が2枚。 |
3/12 (金) |
☆今年度の紙芝居教室「のまひょうしぎin津幡」の最終日は25人。津幡ライオンズクラブ寄贈の紙芝居5セット(36タイトル)の贈呈式が行なわれた後、野間センセイがまず『げたにばける』『もうじき一年生』、チャレンジャーの松本さん『となりのはなはいたかった』、大石さん『またあおうね』、北川さん『さむがりやのゆきだるま』、北本さん『いぼがえるときつね』、北川さん『きつねのおきゃくさま』、最後に野間センセイのおまけ!は『おっぱいはごちそう』&寄贈されたばかりの紙芝居の中から冒険ごっこの大好きな王さまが主人公の『のんびり王さまのわるものたいじ』。小さな子から小学生、お父さん、お母さん・・・宇ノ気からも金沢からもほんとにようこそ。最後まで見学してくださったライオンズクラブの由雄さん、松本さん、荒井さんたちも紙芝居の人間味豊かな世界に触れて感動されたとのこと。新年度も第2金曜日の夜に開催します。(・・・今日もいろいろあった日・・・) |
3/11 (木) |
☆図書館ボランティア体験をした太白台小5年の8人からお礼状が届きました。図書館バッグのクリーニングをまた手伝いたいとの頼もしい言葉!四つの小学校から届いた3月の学校だよりも入口に掲示してあります。 ☆「詩を楽しむ」は、谷川俊太郎さんの『詩ってなんだろう』。順に雨や雪の詩、さくらももこさんの「きもち」を読んで、ひとり一人に配ったのは昨日届いたばかりの「オーサー・ビジット」特集号!工藤さんの『のはらうた』や谷川さんの「朝のリレー」を朗読。そして、もう1000人以上のハートが描かれた「虹色ハートのいのちのバナー」が細川律子さんにリレーされました。(ピースウォークのお問合せは水野スウさん076−288−6092) ☆うちの?山田さん(絵本クラブ)は稀有な才能の持ち主。凡人は見過ごしても見逃さない・・・で、今回は児童書の誤訳の箇所をみごと発見。しかも、威勢よく代替品(ついでに図書館の分まで)をと出版社と掛け合ったらしいのですが・・・。 ☆これまでどんな本を借りたのかという個人データーは勿論、この本は誰が借りたかというデーターも全く残らないという図書館の徹底したプライバシー保護システムを、今日初めて知ってとても感動したAさん。この前は入口に掲示してある「ハローワークのお知らせ」や「雪払いブラシ」、「ごみ箱利用の新聞受け」に感嘆の声を上げたのでした。そうそう、会報の件で立ち寄られた「石川きのこ会」副会長の佐々木さんが図書館の業務に関心を示されたのでご説明。見えない部分の膨大な仕事量に目を瞠っていらっしゃった。 ☆明日は紙芝居入門「のまひょうしぎin津幡」19:30〜。 |
3/10 (水) |
☆条南コミュニティーに経済、政治、教育関係の一部の380冊(書庫)を今日移動しました。本も生き生き、コミュニティーの書棚の雰囲気もフレッシュ! ☆井上ひさしさんや谷川俊太郎さん、工藤直子さん・・・人気の作家や詩人たちが教室を訪問して特別授業!って、素敵ですねぇ。2003年度の授業の様子をまとめた「オーサー・ビジット春号」(朝日新聞)がどっさり!!頂いたので、町内の小中学校や、希望の方にお分けしましょう。(金沢泉丘高校を訪れた作家は?!) ☆3:00からの「手話入門」があるかとせっかく訪ねてくださったのに、残念ながら今日はお休み。初めて出会ったAさんは言葉に障害があるとのことですが、十分に通じました。こうして楽しみにして下さる方がいたという事実に、講座を開いていてよかったとつくづく思います。 ☆神戸洋子さん(東京)のおはなし会(はまなす文庫主催)が午前中、津幡町で開かれ、夕方、細川律子さんが図書館に案内して立ち寄ってくださった。ご自分の夢に向かって次々とチャレンジをされ、現在は白百合女子大大学院で児童文学を専攻されている神戸さん、明日は松任でのおはなし会に講師として出席されるとか。 ☆夜の「レイチェルさんの地球人講座」のゲストは初の津幡町ALTのジェニファー・カルフーンさん(アラバマ州)、町の中学校での授業内容、自分の趣味や家族のことを終始にこにこ話しました。バイリンガル、Jeopardy!(危険)というゲームも楽しんで、12名。自称「おじさん」「おばさん」は英語に途惑いながらも和やかなひとときとなりました。 |
3/9 (火) |
☆10:00〜ブックスタート。スタッフがほのぼのサロンに出かけました。26組のお母さんと赤ちゃんたち、ほとんどが図書館に来館したことがなかったそうな。今日から町議会3月定例会。新年度からのブックスタートの取組みも議題に。 ☆『前川恒雄著作集@〜C』を開き、久しぶりに表政直さん(元県立図書館長)にお電話してみようと思い立ち、図書館に関わるさまざまなことについてお話をしたり、ご相談したり・・・表さんのご紹介で、20年以上も福井市の図書館長を務められた加藤昭雄さんと初めてお話することができました。これまでの長い図書館経験の中から、年間7万点もの新刊の中から本を選んでいくという作業は図書館の根幹的な仕事であり、実は責任のある大変な仕事であること、そして利用者に接し住民のニーズを肌で感じている図書館員が選ぶべきであること、真の民主主義は図書館の自主性の尊重に現われること。また現実の図書館界が抱える問題等、示唆に富む貴重なご意見やお話を胸熱くなりながらうかがいました。 ☆明日は「地球人講座」7:30〜 |
3/8 (月) 休館日 |
☆1:30〜中央公民館で百韻会の例会が開催されました。6月24日からの生活文化展「幕末・明治のつばた」の展示資料や方法、どの角度に焦点をしぼるか等について真剣に討議。歴博の展示も参考にすることに。 ☆NHK大河ドラマの影響もあって、新撰組関係の本もいろいろ出版されています。が、「この事件を、その発端から結末まで完璧に収容した本があるとすればたいへん貴重ですが、じつは一冊・・・」と井上ひさしさんが読売新聞の書評欄で『新撰組読本』(光文社文庫)を絶賛、本屋さんにある「新撰組関連の全書物が束になってかかっても、この文庫本にはかなわない。」と言い切ります。司馬遼太郎、子母澤寛、池波正太郎・・・三好徹さんなど11人の作家が名を連ねた部厚い一冊。 |
3/7 (日) |
☆雪の朝・・・今日の集会は大丈夫だろうかと心配しましたが、午後までには何とかお天気も落ちついて、「住みよいまちづくり町民集会・第49回津幡町公民館大会」には予想以上の来場者。1:00〜5:00、社会教育功労者表彰、4年目となる石川高専建築科の学生によるまちづくりモデル構想「スローな田舎生活体験によるまちづくり」の発表、関西テレビアナウンサーの桑原征平さんの講演、長谷川一義さんの津軽三味線演奏など盛りだくさんの内容でした。毎年、講師のエスコートというオイシイお役をいただいています。が、廊下を案内して、もう舞台という時に桑原さんから源平の大将名のご確認。図書館員なので即答して然るべき、しかも先週の読書会で丁度とりあげたばかり!だったのですが、なんということか!ドワスレ・・・周囲の人たちも同様・・・こんなことってあるのですねぇ。桑原さんはその部分はさらりと乗り越えられ大丈夫だったのですが、これがきっかけで『津幡町のみてあるき』や町の情報パンフなど、PRのお土産も準備することができました。、そうそう、三味線の重いこと!高いこと!楽屋裏で長谷川さんがスタッフにそっと教えてくださった。 ☆九折にお住まいの大坂喜久治さんは81歳。「つばた昔むかし」の時間に昔話をしていただいたのがご縁で時々図書館に来られます。今朝の北國新聞「地鳴り」に投書<「疲れたで賞」楽しみに>が掲載されたとか。<官庁や会社などに勤める方には定年がある・・・感謝状や表彰状が大半の方に贈られるらしい。なんでだろう。給料をもらっていたのではないか、ボランティアだったのか。私は小学校を終えて、素足で冷たい田んぼに入り・・・いっこうに表彰の気配もない。なぜだろうか・・・」と問いかけ、最後にほほ笑みながら開き直っている大坂さん、『九折誌』の著者です。 ☆明日は休館日 |
3/6 (土) |
☆午後、沢木耕太郎さんの講演会(真柄教育振興財団主催/県教委・県読書推進運動協議会後援)に。この33年、どの団体にも所属せずフリーの立場を貫いている沢木さんは、昭和22年生まれ。拍手の中、颯爽と現われ、若い世代の人たちへの願いに托して「生きていく流儀」を解きほぐしながら語りました。芥川賞の受賞式、劇団四季、カモカのおっちゃんと田辺聖子さん、セスナ機事故、淀川長治さん、映画、檀一雄のエッセイ・・・さまざまな愉快?なエピソードを通して、<危うい、折れそうな、きわどい>若い人生に向かって、今の自分が言えるのは<自分の人生を使いきってほしい>ということだと。昨年、病床に仰臥する父との思いを綴った沢木さんの回想録『無名』を読んで感動された方から、ご自分の父親との最期の別れの心情を重ね合わせた感想がメールで届いたこともふっと思い出しました。会場となった生涯学習センター大会議室は老若男女、超満員の聴衆でした。 ☆明日は1:30〜町民集会 |
3/5 (金) |
☆新刊『けっこん・せんか』(文藝春秋)は檀ふみ&阿川佐和子の爽快な言いたい放談。女の友情はすごい!女の友情は真実!素敵な50歳!の二人にうっとり(?)・・・作者・リンドグレーンとデンマーク出身の画家イングリッド・ヴァン・ニイマンのコンビによる絵本『こんにちは、長くつ下のピッピ』(石井登志子訳)で更に痛快気分。子どもたちが大好きな世界一強い女の子の話。小さい子どものためにスウェーデンで出版された絵本の日本語版です。 ☆香川県子ども文庫連絡会報3月号の表紙の回文は<伊丹発った朝 餌中ったみたい(いたみたったあさ えさあたったみたい)>・・・溝内滋さん作・画、毎回のひそやかな楽しみの一つです。 ☆「階段があるのに、どうしてか入りやすい図書館やねぇ」とどなたかが言ってたことを、夜、利用者の方がわざわざ電話で伝えてくださった。実は昨日、「ぜひ、今の津幡の図書館があるうちに見学させていただいて、学んでアイデアを盗んで(?)いきたいのですがよろしいでしょうか?」と福井県の美浜町立図書館の方たちからの見学希望もありました。勿論、喜んで! ☆明日はノンフィクション作家・沢木耕太郎さんの講演会「生きていく流儀」が県生涯学習センターで(2:00〜3:30)入場無料 |
3/4 (木) |
☆10:30〜今年度最後の「宮沢賢治を読むつどい」です。「私は雪女かしらねぇ」と細川律子さん。読書会の今日はやっぱり雪の日、それでも金沢、宇ノ気、津幡のいつものメンバー6人が集って、手づくり年表や資料を元に、賢治の生い立ちや業績を辿りました。家族、信仰、教師、詩人、作家、農民・・・と賢治の37年を細川さんが解説、最後に『注文の多い料理店』の序文を朗読していただく。<・・・虹や月あかりからもらってきた・・・ちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。>大正12年12月20日の宮沢賢治のことばに心ふるわせ・・・そして今、机の上に第5福竜丸の被曝体験の『ビキニ事件の真実』(大石又七/みすず書房)、ドキュメンタリー映画「ヒバクシャ」(監督/鎌仲ひとみ)の羽咋上映会(4/24)のパンフ、水野スウさんからは亡くなったイラク市民10000人への思いを馳せる「虹色ハート」のバナー(横断幕)づくりのお知らせ、そして届いたばかりの『母の友4月号』(福音館)で堀場清子さん自費出版の『詩集・延年』は<いのち>を育む存在としての母親にこそ手に取ってもらいたいと作家の山崎朋子さん、みごとに美しい詩集だと伊藤雅子さんの共感の文。 ☆12月に計画したのだけれど諸事情で延期となり、ようやく念願かなって!元気にやってきたのは太白台小5年2組の図書館ボランティア体験隊。菅谷先生の引率で山本、宮本、森沢、香林、牧野、米沢クンたち、井上、沖野さんたちの8人。刷り上ったばかりの「図書館だより」500枚を手分けして半折りしたり、バッグクリーニングや書架の整理、返却など、みっちりボランティア体験。午後からの1時間半、あっという間でしたね。 |
3/3 (水) |
☆「絵本のじかん」は1歳ちょっと、もうすぐ2歳、そして3歳の母子3組、お母さんのひざにお座りして、絵本『もこもこもこ』、わらべうた「こっちのたんぽたんぽや」の繰り返しも楽しそう。ところが、「ネズミがこちょこちょ」の手遊びでちっちゃな子は硬直!?年齢によって反応が随分違うものなのねぇと、絵本クラブのお二人と一緒に新発見。 ☆毎年、春を迎える頃に企画している「ふさのさんの手芸入門」、桃の節句の今日は小さな「みんなのへや」に女性ばかり15人、内灘町や金沢からの参加者もありました。この日のために準備した手づくりの素敵なチャイナドレス(結びボタンがポイント!)の中谷ふさのさん、丁寧に根気よくひとりひとりに手ほどきしてくださった。初めはどうなることかと互いに不安を隠し切れない様子でしたが、次第にコツを呑みこみ、無事できあがったネックレスを身につけにっこり記念撮影!参加できなかった方は近刊『たのしく作る☆おしゃれに使う〜アジアンノット』(雄鶏社)をどうぞ参考に。(早朝3時か4時にはもう起きて手作りタイムを確保、今回の展示用の試作品群もそんな時間を利用して創りだされたものなのです) ☆2月いっぱいかかってしまった『図書館だより冬号』、カウンターでどうぞ。 |
3/2 (火) |
☆9:00〜教(育)委(員会)連絡会。平成15年度の〆の月、町民集会や卒業式・・・。 ☆小学校で読書ボランティアを始めたお母さん。ここ数年図書館に縁がなく、いったいどんな本がいいだろうかとの相談を受けてあれこれ紹介しました。子どもたちとの関わりが、図書館との新しいスタート。 ☆小さな図書館にホントにようこそ!!図書館大好きのAさんの案内で、“お祖父ちゃん”(東京・町田市から娘さんたち家族に会いに?)が展示中のミニひょうたんをパチリ!お孫さんの可愛い作品をしっかりカメラに収めました。 ☆広島から移り住んでこられたというご夫婦、磯田道史さんの著書『武士の家計簿〜「加賀藩御算用者」の幕末維新』を探しに来館。今朝のラジオで聴いた磯田さんの話があんまり面白かったので、図書館に来られたとか。は〜い、あるのですよ!と、11月14日の特別サイン入りの本を紹介できました。≪ようこそ≫が次々!!!の雪の日。 ☆明日は11:00〜「絵本のじかん」、1:30〜で・あ・い講座「手芸入門」 |
3/1 (月) 休館日 |
☆「ボランティアのつどい」の再現は大変興味深い内容。かほく市となった七塚町の井口武久さんたちは長きにわたり活動しているとのことでしたが、その3原則は@特定の政治活動、政党支援はしない。が、活動に必要な政策提言は行なっていく。A宗教等の布教活動はしない。B営利活動はしない。収益はセンターの運営維持費に。・・・家屋の修理や高齢者の外出手伝いなど本当に役立つために、活動の講習(建具や網戸、塗装、農事・・・)も事前に準備、近年はケイトウの栽培により収入を図り、補助金依存体質から脱却して自立を!という姿勢でした。昨年、機会を得て見せていただいた「読み聞かせ」の発表は、今回も楽しくあたたかい雰囲気。「金のがちょう」の長井、山田、能沢さんたちもがんばっていました。 ☆5:30〜第2回「豊かな心を育む津幡町民会議」に出席。お急ぎの方には本当に申し訳なかったのですが、発言しそびれて、会終了後にお時間を少しいただいて図書館からのお知らせをさせていただきました。子ども会、婦人会、町P連や保育園、幼稚園、学校の先生方・・・が一堂に会するまたとない機会、伝えなければ伝わらない・・・と思う。 ☆祖濱賢太郎さんより届いた『宇郎居抄』3月号には「2004年手づくり図書館かるた」の取材記事も登場。<・・・二週間ほどで全文字が揃うというのだから、日頃のスキンシップ効果はすごい。・・・>と深いところに着目してくださった。元記者としての祖濱さんならではの読み札の客観的分析も愉快です。 ☆遅れてしまった「図書館だより」。こんなこともあるよね、あと一息!とスタッフと励ましあいながら。 |